個人年金
保険のおばちゃんに個人年金をすすめられた訳だが、毎月1万円を40年間払い続けて、たったの100万円しか増えないなんて少なすぎないか?
1年間だと 100万円÷40年=2万5000円/年
1年で12万円払うとすると利率は 25000÷120000=0.20=20%
単純に利率だけ見ると、銀行利率(0.020%)の1000倍。
ただ、年金の場合、預金や株と違って金を払ってから受け取るまでの期間がもの凄く長いし、しかも受給を開始してすぐに全額が戻ってくるわけじゃないから、元金を回収するのにさらに年月がかかる。
40年間はひたすら金を払い続けるだけで、手持ちの金は減る一方。
例えば毎年、年金を12万円払う代わりに12万円の株式を買うとする。
¥120,000×0.02=¥2,400/年
つまり、最初の1年で2,400円の配当収入を得ることが出来る。
さらに翌年、12万円株式を買増しすれば4,800円の配当収入を得られる。
つまり、40年間の累計の配当収入は以下の式で計算される
¥2,400+¥4,800+¥7,200+¥9,600 ……… ¥9,6000 = ¥1,968,000 ≒ ¥2,000,000
すなわち、40年後には200万円増えていることになる。
一方の年金はというと、40年後の受給開始までは解約しない限りは1円ももらえないから全くのゼロ。
同じ480万円(12万円×40年)を使うにしても、40年後の時点では200万円も差がついてしまう。
しかも、年金は一時金で受け取らない限りは毎月ちょっとずつしか支払われないから、冒頭でおばちゃんが言ってた100万円を回収するのに10年はかかる計算になる。
うーん、こう考えるとほんと年金って気の長い話だよなー
まあ、安全性は確かに高いんだろうけど、保険会社が潰れたら90%しか返ってこないみたいだし、絶対安心ってわけでもないんだよな。
まあ、それでも株よりは安全だろうからリスクヘッジの意味で個人年金も一応加入しておくっていうのも、無しでは無いな。
そんなことやってると、保険や年金に給料が吸い取られて手持ちが無くなりそうだけど。